2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

United Kingdom > England > The Lake District

たかがイングランドの湖水地方なので、カメラも持たずに出かけたが、前回の印象よりもよかった。現地で慌てて使い捨てカメラを購入(w 連日の雨で夏とは思えない寒さ。今日は朝っぱらから降っていたので、うんざりして予定を縮めて帰ってきた ■アウトドア …

『遠き落日』1979年

ISBN:4041307147 ISBN:4041307155 野口英世の電波キャラ気質に魅了される。電波キャラというのは、自分の生活には関わってこないと確信できるときには、とてつもなく興味が引かれるもの。日本のお札の顔になるらしいが、大丈夫か(w 第一章『メリダにて』は…

Girl with a Pearl Earring 1999年

ISBN:0007172826 地味。特に欠点があるとは感じないけど、とりわけ感銘も受けたりしない作品 映画の評判と照らし合わせてみると、原作よりも映画のほうがよくできている稀な例なのかもしれない。絵画にまつわる話なので、画像による表現が有利な面が大いにあ…

The Sicilian 1984年

ISBN:0099414740 (The Godfather ISBN:0099429284 の続編もどき) Salvatore Guiliano と Don Croce Malo に関する長い脱線2話が物語の柱となる Guiliano が「アメリカ人にも引けを取らない長身」のいい男で、田舎者にしては教養があり、女性問題には奥手で…

『雁』 1915年

ISBN:4101020019 暇な女とインテリ男のすれ違い物語 男も女も器量がよくなければ話にならないということは、よくわかった このような話を何十年も経って詳細に打ち明ける女は、その後の人生でよほど(輪をかけて)暇だったんだろう ■キーワード 森鴎外

『笹まくら』 1966年

ISBN:4101169012 (解説: 川本三郎) ISBN:0231126581 英訳: Grass for My Pillow 戦前に徴兵忌避した男が戦後に生きていく様。戦中の話よりも戦後の話のほうが興味深い 非時系列の物語は大成功。とくに主人公が徴兵から逃れるために家を出るシーンが一番最…

Closing Time 1994年

ISBN:0743239806 長かった。忍耐の555ページ。 Catch-22 では脇役だった Sammy Singer の友人、Lew Rabinowitz が語り手となる。主人公は Sammy と考える。 Sammy と Lew の話は「人間の死に方」というテーマに沿っていて、けっこうおもしろい。ただし、Lew …

『夢の木坂分岐点』 1987年

ISBN:4101171246 第1章を読んで、おもしろすぎた。主人公の小畑重則がいつのまにか大畑重則になっていて、いまひとつよくわからず、慌てた。第5章あたりでなんとか作品の趣向が飲み込めた(ような気がする)。全8章。解説は井口時男。筒井先生の日本語使いは…