Girl with a Pearl Earring 1999年

Girl with a Pearl Earring ISBN:0007172826

  • 地味。特に欠点があるとは感じないけど、とりわけ感銘も受けたりしない作品
  • 映画の評判と照らし合わせてみると、原作よりも映画のほうがよくできている稀な例なのかもしれない。絵画にまつわる話なので、画像による表現が有利な面が大いにあるだろう。私は映画のほうは見てないけど(w
  • 芸術至上主義者には全く共感できないので、私は知識として処理するだけ
  • Vermeer(フェルメール)家でメイドとしてデビューする主人公 Griet は、そこそこおもしろい。どこかに賢さがある人物でないと、私は魅力を感じない。親から自立しきれないくせに大人だの社会だのに反抗したがる思春期の暇キャラとも違った味わい
  • Vermeer の義理の母 Maria Thins は賢いのに、その娘で Vermeer の妻 Catharina は虚栄心だけ立派な馬鹿キャラ。子供をどんどん作って産むのは勝手だが、他人に向かって「これだけ子供がいるとどれだけお金がかかると思うのか」などと嘆くのは勘違いも甚だしい。他人様には関係のない話。自分で責任取れや
  • 昔の上流階級の女性は、家事も育児もメイドを雇って任せて、夫にセックスを供給し、子供ができたら産む以外の存在価値は何?子供のいない私が言っても空回りだけど(w 生活の心配は他人にさせておき、自己チュー全開で他人に自分の機嫌を取らせておき、永遠に子供でいられるという特権か。私がひがみすぎか(w Maria Thins みたいにビジネス感覚があって、家計を切り盛りできる器だったり、教養があったりすれば暇がいくらあっても大丈夫だろうけど、そうでないと暇すぎなんじゃないの?
  • 誰も信頼できる人がいない話というのは空しい
  • 文章が平易なので、読みやすいのは確か

■日本語訳
真珠の耳飾りの少女真珠の耳飾りの少女
■キーワード
トレイシー・シュヴァリエ