筒井康隆

『虚人たち』

虚人たち (中公文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1998/02/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 141回この商品を含むブログ (56件) を見る実験的な小説は(長めの)短編で読むにはいいが、まともに長編で読むとなるとめんどくさい。『…

『夢の木坂分岐点』 1987年

ISBN:4101171246 第1章を読んで、おもしろすぎた。主人公の小畑重則がいつのまにか大畑重則になっていて、いまひとつよくわからず、慌てた。第5章あたりでなんとか作品の趣向が飲み込めた(ような気がする)。全8章。解説は井口時男。筒井先生の日本語使いは…

『文学部唯野教授の女性問答』1992年 (中公文庫 1997年)

ISBN:4122028892 わざわざ定価で買って読むほどの本とは思わないが、かなり笑えたので、入手できた幸運に感謝 唯野教授のおっしゃることにいちいち賛成できるというわけでもないけど ■キーワード 筒井康隆

『文学部唯野教授』1990年 (岩波現代文庫 2001年)

ISBN:4006020015 「哲学」を「文芸批評論」に、「ミステリー」を「揶揄」に置き換え、ヨースタイン・ゴルデルの『ソフィーの世界』をう〜〜〜んと下品にした作品と考えて差し支えない。狂気と知性のきわどさがたまらない。私は筒井先生がよくおっしゃるとこ…