『おろしや国酔夢譚』1974年 (徳間文庫 1991年)

おろしや国酔夢譚 (徳間文庫) ISBN:419599358X

  • 太夫はいい男。頭がよく、好奇心旺盛で、しぶとく生きる術にも長け、責任感が強く、プライドが高く、礼儀正しい。特に、根拠のあるプライドが、それを誇示しなくても人々に伝わってしまうのは素敵、しびれます
  • この物語においては、確かにロシア人の器が大きく、日本人がしょぼい
  • 日本が鎖国の時代にも、人種や文化を超えて相手を一人の人間として見ることができた人がいたみたいなので、嬉しかった
  • シベリアの冬は新潟の冬と性質がよく似ている。仮にどんなに人々が親切であろうとも、私はシベリアでは生きていけないであろう

■他人様のレビュー

■映画化
おろしや国酔夢譚』1992年
■キーワード
井上靖 大黒屋光太夫