The Godfather 1969年
- 暴力シーン、セックスシーンが多く、画像で見るに耐えるかどうかは私には自信がないのだが、ビジネスの考え方が興味深く、決して読んで損はない
- 紆余曲折があっても、終盤にかけて物語のヒーローの思い通りにすべて進んでしまう手際のよさが典型アメリカ風(それがダメだって言ってるんじゃない)
- シチリア風極道の掟
- 相手からの罵倒は無視
- 脅迫めいたことは言わない
- 理屈で勝負
- それでもダメなら殺してしまえホトトギス
- イギリス文学だと著者がいちいち婉曲表現を説明しないというか、説明しなくてもはっきり通じてしまう関係を著者と読者の間で想定されており、understatement や subtlety が好ましいものと意図されているのが普通だが、相手を選ばずにとにかく説明するのがアメリカっぽい。本書では婉曲表現は直ちに著者によって説明されるのである
- 本書に登場する男は Tom を除いて、女性に対して patronising な態度をとるけど、女のほうもそういうのを男の甲斐性として受け止める。定石
■日本語訳
『ゴッドファーザー』ISBN:4150400547 ISBN:4150400555
■映画化
"The Godfather" 1972年
■キーワード
マリオ・プーヅォ ゴッドファーザー